大阪の藤井米穀店に勉強に行きました。
何の勉強かといいますと、精米技術と製品づくりなどです。
藤井さんは、福井県にご自分が管理する田んぼを所有されています。
そこに通う中で、随分と稲に対する考え方が変わってきたと伺いました。
産地・銘柄(品種)ではなく、味に対して価格を付けるというのが基本とのことです。
また、季節に応じて、さらに料理に応じてお米をセレクトしていて、それが藤井米穀店としてのブランドになっているのです。
藤井米穀店から米を仕入れているということで、お客様が付き繁盛するのだそうです。
売り手と買い手は50 対50、できれば70対70。基本は対等です。だから買い手に媚びることはしないそうです。70というのは、より双方の利益になるという考え方です。
米袋には、「米」と「○」と「ヨキ(斧)」のマークがあり、「米は良き」と呼ぶのだそうです。
なんと米袋はこの一種類しかないのです。
米の購入先に占めるお米屋さんの割合は、最近はわずか4%にしかすぎません。
何とかお米屋さんに元気になって欲しいと、願わざるを得ませんでした。
藤井米穀店の藤井さん
精米袋
店の全景
店頭と私
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